「健康診断の結果が悪かった!」「ダイエットしなきゃ!」とお考えの方へ。
健康診断の結果が悪かったことでダイエットしようとは思っても「何をすれば良いか」わからず困っていませんか?
この記事でわかること
- 健康診断結果前の食事や飲酒は影響するのかがわかります
- 健康診断後のダイエットの必要性がわかります
- 健康診断後のダイエットに運動は有効か、ダイエット方法がわかります
健康診断の結果は、食事や飲酒(アルコール)が影響する?
健康診断のお知らせには、必ず「前日や当日の食事や飲酒は控えて」と記載されています。
その記載をみる度に「なぜ?」「検査にどう影響する?」と気になる方もいるでしょう。
ここでは、そもそも健康診断の結果に検査当日や前日夜の食事・飲酒(アルコール)は影響するのか、そしてどのように影響するのかを解説します。
通常、健康診断前の食事は夜21時までに済ませる必要がある
健康診断のお知らせには「健康診断前の食事は夜21時までに済ませましょう」「健康診断前の食事は控えましょう」という風に記載があります。
結論として、健康診断前や健康診断前日の夜に食べる食事は健康診断の結果に影響を与える可能性があります。
理由は次の2つです。
- 食後は血糖値が高くなるため、検査で異常な結果が出る可能性があるから
- 健康診断前日の夜に摂取する食事が脂っこい・甘いものだと血糖値や中性脂肪の結果に影響を与える恐れがあるから
特に健康診断当日に摂取する食事は、大いに結果へ影響すると考えられています。
大体の健康診断は午前中におこなわれていますが、多くの病院では「健康診断前の10時間は絶食で」と指示する病院も多いです。
また、どうしてもお腹がすいたからといって「キャンディ」や「ガム」を食べることもNGとしているケースもあります。
前日夜の飲酒は、血糖値や中性脂肪の値に影響を及ぼす可能性が高い
次は飲酒(アルコール)についてです。
健康診断当日にアルコールを飲む方もそういないでしょう。
そこで、ここでは「前日夜」と仮定して考えていきます。
結論として、健康診断の前日夜にアルコール(飲酒)をすると血中のアルコール濃度が高い状態になる可能性があり、血糖や尿酸等の結果に影響を与えるかもしれません。
では血中アルコール濃度が低下するまでにかかる時間はどのくらいでしょうか。
引用:公益社団法人 アルコール健康医学協会「お酒と健康 飲酒運転防止」
こちらのデータは350mlの缶ビール1本で算出されたものだとしています。
血中アルコール濃度が低下し始めるのは、飲酒から約3時間後ということがわかります。
仮に350mlの缶ビールを2本飲んだら、500mlの缶ビールを1本飲んだら、と考えると血中アルコール濃度が低下するまでには相当な時間が必要です。
これらの点から、前日の夜に摂取するアルコールは健康診断の結果に悪い影響を与える恐れがあることもあり、禁止されているのです。
健康診断の結果が悪かったらダイエットを始めるべき?
健康診断の結果が悪いと、再検査や要精密検査になる場合や「肥満だよ。気を付けて」となる場合があります。
やっぱり健康診断の結果が悪かったらダイエットを始めるべき?
「再検査になったんだけど、今からダイエットを始めて間に合うのか」とお悩みの方に、ここではダイエットの必要性を解説します。
再検査は3ヶ月後または6ヶ月後が多い。早期にダイエットを開始するべき!
健康診断の結果が悪い場合、多くの場合、3ヶ月〜6ヶ月後に再検査が推奨されます。
ダイエットを開始して効果が出始めるまでには個人差がありますが、早めに取り組むことが推奨されます。
健康診断で「肥満」と診断されても放置したらどうなる?
健康診断結果が「肥満」だった場合、放置すると次のリスクが高まります。
- 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症、痛風
- 冠動脈疾患(心筋梗塞・狭心症)
- 脳梗塞、脳血栓症、一過性脳虚血発作(TIA)
- 脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患、NAFLD)
- 月経異常、不妊
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 変形性脊椎症、変形性関節症
- 肥満関連腎臓病
引用:一般社団法人日本肥満学会「肥満症治療ガイドライン2022」
糖尿病や高血圧などの生活習慣病を始め、女性にとっては人生を左右する可能性もある「月経異常」や「不妊」を引き起こす可能性もあります。
肥満にはこのようなリスクが伴うため、早めに適切な生活改善を始めることが大切です。
健康診断で「要精密検査」が出た!どうすればいい?
要精密検査とは「何らかの異常が見つかったので詳しく検査しましょう」というものです。
「特定の病気はわからないけれど、通常の数値と比べて異常である」という場合や「健康診断だけでは特定できないけれど数値が異常なので、治療は必要か」などを検査します。
ただし、この精密検査は必ず病気があるわけではなく「調べたら問題なかったよ」というケースもあります。とはいえその逆もないとは言えない状況です。
要精密検査になった場合は、必ず早めに病院を受診して検索を受けましょう。
今日から始める!食事や運動で痩せるためのポイント
健康診断の結果が悪かったのでダイエットをしよう!と思っている方へ。
ここでは、今日から始められる食事や運動で痩せるためのポイントを解説します。
注意点として「結果が悪かったので思い切り減らそう」「運動をガンガンやろう」という考え方は絶対にNGです。健康かつ安全にダイエットを開始しましょう。
まずは健康診断の結果を改めて確認しよう
ダイエットを始める前に、まずは健康診断の結果を改めて確認してください。
- 肥満だった
- 血糖値が高かった
- 尿酸が高かった
など、診断結果の「どこが」悪かったのかを理解しなければダイエットが始まりません。
また健康診断の結果をどうやって見たら良いのか知りたい方は以下の記事にてわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
食事で痩せるためには「摂取カロリー」と「基礎代謝」を確認しよう
ダイエットの基本「食事で痩せる」は、まず摂取カロリーと基礎代謝を確認します。
摂取カロリーとは、1日に摂取しているカロリーもしくは数日にご自身が摂取したカロリーをメモしておいて確認してみましょう。
そして基礎代謝とは、わかりやすく言うと心拍や呼吸、体温など生命維持に消費されているカロリーです。何もしていない状態でも常に消費されています。
基礎代謝の計算方法はこちら
基礎代謝量を求める計算式は、下の基準値をご自分の体重で掛け算します。
年齢区分 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
1〜2歳 | 61.0 | 59.7 |
3〜5歳 | 54.8 | 52.2 |
6〜7歳 | 44.3 | 41.9 |
8〜9歳 | 40.8 | 38.3 |
10〜11歳 | 37.4 | 34.8 |
12〜14歳 | 31.0 | 29.6 |
15〜17歳 | 27.0 | 25.3 |
18〜29歳 | 24.0 | 23.6 |
30〜49歳 | 22.3 | 21.7 |
50〜69歳 | 21.5 | 20.7 |
70歳以上 | 21.5 | 20.7 |
例えば年齢が20歳で体重が50kgの女性を仮定して基礎代謝量を求めていきます。
計算式
50(体重)×23.6(18〜29歳の基準値)=1,180
20歳で体重が50kgの女性は「1,180kcal」が基礎代謝量
こちらの基礎代謝量ですが「身体レベル」と「年齢」を考慮して計算する方法もあります。
レベル(男女共通) | 定義 |
---|---|
レベルⅠ(低い) | 生活の大部分を座って過ごし、あまり体を動かすことがない場合 |
レベルⅡ(普通) | 座っていることが多いが、職場内での移動や立っての作業・通勤・買い物・家事・軽いスポーツなどのいずれかを行う場合 |
レベルⅢ(高い) | 移動や立っての作業が多い仕事に従事している、または頻繁に運動を行う習慣がある場合 |
そして身体レベルと年齢の基準は次の通りです。
年齢 | I(低い) | Ⅱ(普通) | Ⅲ(高い) |
---|---|---|---|
18〜29 | 1.50 | 1.75 | 2.00 |
30〜49 | 1.50 | 1.75 | 2.00 |
50〜69 | 1.50 | 1.75 | 2.00 |
70歳以上 | 1.45 | 1.70 | 2.00 |
先ほど計算式に利用した20歳で体重50kcalの方に身体レベルも加えて計算し直してみます。
計算式
- 50(体重)×23.6(18〜29歳の基準値)=1,180
- 1,180(基礎代謝量)×1.75(身体レベルⅡ)=2,065
20歳で体重が50kg、身体レベルがⅡの女性は「2,065kcal」が基礎代謝量
基礎代謝が計算できたら、次は先ほどメモしていた1日の摂取カロリーと比較します。
摂取カロリーが基礎代謝よりも多い場合、食事量の調整や運動によって体重や体脂肪の減少が期待できるでしょう。
ただし、基礎代謝の方が高くなる程に食事量を減少させると、今度は身体が飢餓状態に陥ったと錯覚して摂取した食事のエネルギーを体に蓄えようとするため、逆効果です。
運動で痩せるためには「筋トレ」+「有酸素運動」がおすすめ!
食事を見直した後は「運動」でダイエットを開始しましょう。
運動で痩せるためには「筋トレ」+「有酸素運動」がおすすめです。
筋トレは筋肉量を増やし、基礎代謝をサポートし、脂肪燃焼を促進するとされています。
一方、ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動は体力の維持や持久力の向上、脂肪燃焼を促す効果が期待されています。
それぞれをうまく組み合わせることにより『有酸素運動で身体を温めてから筋トレをする』などの方法が、ダイエットに役立つとされています。
かたぎり塾の現役トレーナーが答えます!健康診断後のダイエットに関するQ&A
ここではかたぎり塾の現役トレーナーが、皆さんの質問にお答えします。
- 塾生
- 今日からダイエットを始めると何日で痩せられる?
- かたぎり塾
トレーナー - ダイエットを開始して何日で痩せられるかは個人差によるでしょう。
カロリー摂取が多かった方は、生活改善によって体重が減少する可能性もあります。
ただし、体重が落ちれば体脂肪や中性脂肪も一緒に減っていくというわけではありません。
- 塾生
- 食べるとダイエットにつながる食材って何がある?
- かたぎり塾
トレーナー - 食べるとダイエットにつながる食材には、次の共通点が挙げられるでしょう。
- タンパク質が多い
- 脂肪は少ない
- 食物繊維が多い
- GI値が低い
一例を挙げると「鶏むね肉」や「卵」「豆腐」「キムチ」「サバ」があります。
他にも「わかめ」などの海藻類やキノコ類もおすすめです。
- 塾生
- 健康診断の体重以外に引っかかった場合もダイエットって必要なの?
- かたぎり塾
トレーナー - はい。必要です。
例えば高血糖や高血圧であれば食事コントロールが必要ですし、中性脂肪の一つである内臓脂肪は運動によるダイエットを必要とします。
ダイエットを目的とした食事や運動は、健康維持に役立つことが期待されています。
食事も運動も少しの意識で変わります!
本記事では、健康診断後のダイエットと食事や運動の関係性や、健康診断に関するちょっとした豆知識を解説しました。
健康診断で悪い結果が出ると落ち込みますし「多分食べ過ぎてたことが悪かったんだ」「運動不足はわかってるけど忙しいもん」など色々思うところもあるでしょう。
食事も運動も、日々のちょっとした意識が大切です。
自分だけでは難しいと感じる方はぜひ本記事を監修しているかたぎり塾の無料体験予約で相談しに来てください!
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