トレーニング

スクワットは痩せる?効果的なフォームや毎日行ってもいいのかを徹底解説!

スクワットは、脚の筋トレの中でも代表的なエクササイズ。

運動しよう!という方はまずはスクワットから始める方も多いでしょう。

この記事でわかること

  • 正しいスクワットの方法がわかります
  • スクワットで効果を感じにくい理由を解説します
  • さまざまなスクワットの種類を紹介しています

この記事は「パーソナルジムかたぎり塾」の現役トレーナーが作成しています!
ご興味がある方はこちらから。

スクワットの効果・メリット

スクワットの効果やメリットを解説していきます!

基礎代謝が上がる効果が期待できる

スクワットは大腿四頭筋(前もも)ハムストリングス(もも裏)、大臀筋(お尻)といった下肢全体の筋肉を鍛える効果があります。

筋肉量は基礎代謝と関係し、効果的に日々の消費カロリーを上げることができるため、しっかりスクワットを適切に行うことで、運動後の消費カロリーが増えることが期待できます。

これはEPOC(運動後過剰酸素消費量)と言う、酸素の必要量が増えるためです。

そのため、効果的にボディメイクができるのです。

普段の動きが軽くなる

運動すると身体が重くなる…これは運動初期に起こりますが、慣れると逆に身体が軽くなっていきます。

これは、乳酸が身体に溜まりにくくなるなど、身体の回復力が高まっていくため。

また筋肉は運動不足によってどんどん動きが鈍くなります。

しかし運動を再開することで、筋肉を動かす神経が鋭くなっていくため、身体はスッと動くようになっていきます。

それでも身体が重い方は、栄養不足もしくは休養不足を疑った方がいいかもしれません。

ボディラインや姿勢が整いやすくなる

姿勢不良は筋肉不足でも起きます。

正しいスクワットは、臀部(お尻)を鍛えますので、身体が真っ直ぐ保ちやすくなります。

ただ後述するように、前ももばかりが疲れる方はフォームが間違ってたりするので、注意が必要です。

1日の生産性が上がる

頭を働かせるには運動が必須です。

脳に蓄えられる糖分には限界があるため、運動をし血流を良くすることで糖を脳へ送り届けることができます。

そのため在宅ワークの方は、作業の合間にスクワットを行うとダイエット効果に加えて、作業効率が向上する可能性もあります。

スクワットは毎日していいのか

結論、スクワットを毎日行うかどうかは、その人の体力やトレーニングの目的によって異なります。

「自重でスクワットを20回ほどしても大丈夫!このような方は毎日行っても問題ないでしょう。

しかし10回がギリギリできるくらいの方は、休養日を1日作って行うことをオススメします。

ただしウォーキングなど軽い有酸素運動は毎日した方がいいです。

きつい筋トレは2日に1回に留めておきましょう。

毎日行っても効果を感じにくい場合の原因

毎日スクワットをしても効果を感じにくい場合は、以下をチェックしてみてください。

太ももばかりが疲れると感じる場合

前述の通り、スクワットは下肢全体を鍛える運動です。

しかし、誤ったフォーム、もしくは柔軟性の低下や臀部の筋力不足で前ももばかり効いてしまう方が多いです。

間違ったフォームで毎日スクワットを運動を行っても、運動負荷が上がりにくく効果は出にくいため、トレーニングは正しいフォームで行うようにしましょう。

負荷が軽すぎる

筋肉をつけるには「負荷」が必要なため、負荷が軽いと効果を感じにくいことがあります。

なんでもそうですが、少しずつ強度を上げる必要があります。慣れたら回数を上げてみたり、重りを足してみたりと負荷をあげていきましょう。

負荷を少しずつでも上げることで効果が継続することが期待できます。

なかなか負荷が上がらない!という方は休養を取ることで強度が上げやすくなるかもしれません。

おすすめの効果的なスクワットのやり方

スクワットの正しいやり方をご紹介します。

  1. 肩幅より広めに足を開きます。
  2. 太ももが地面と平行になるまで、しゃがみます。
    ※このとき、膝がつま先と同じ向きになるように膝を開きます。
  3. 横から見た時に、背中と脛が平行になるように胸を張ってしゃがんでいきましょう。
    ※背中が丸くなってないか、しっかり横から確認してもらいましょう。
  • 膝がつま先と同じ方向に向けられないという方は、股関節の硬さとお尻の筋力不足が疑われます。
    後ほど紹介するストレッチとトレーニングを参考に行ってみてください
  • 背中が丸くなってしまうという方は、胸を張る感覚がわからない方が多いです。背中が丸くなってしまうと前ももがより使われて疲れやすくなります。後ほど紹介する「キャットアンドドッグ」を行ってみてください。
  • 足の幅が狭いスクワットは、股関節に負担がかかるため、ワイドスクワットで行うことをおすすめします。

スクワットの効果を高めるための4つのストレッチ

スクワットの効果を上げる4つのストレッチを紹介します。

全て1分を目安にゆっくり深呼吸をして行ってみてください!

お尻(インナーマッスル)のストレッチ

やり方

  1. 椅子に座る
  2. 右膝を持ち上げて、股関節を横に開くように足を倒す
  3. 足部を左膝の上に乗せ、前屈する
  4. 左右で行う

お尻の外側が伸びていれば正解です。

内もものストレッチ

やり方

  1. 膝を開いて座り、股を開いた状態で、前屈みになる
  2. 膝の前に肘を置き、そのまま深呼吸をする
    カエルのような姿勢になる。

内ももが痛気持ちいいくらい感じるところまで股関節を開きましょう。

前もものストレッチ

やり方

  1. 左肩を下にして、横向きに寝る
  2. 右膝を曲げて足の甲を持つ
  3. 踵をお尻に近づけてストレッチをする
  4. 左右で行う

胸椎(背骨)運動「キャットアンドドッグ」

やり方

  1. 四つん這いになり、肩の真下に手を、腰の真下に膝が来るようにする
  2. 目線をお腹にしながら、手で地面をしっかりと押し、背中全体を丸める
    (息を吸い、背中全体に空気を入れるイメージで)
  3. 息を吐きながら、目線を上げ背中全体(特に胸)を反る

首や腰が痛い場合は首と腰が反りすぎている可能性があります。

スクワットでお尻に効きやすくなるための2つのウォームアップ

スクワットで、前ももばかりが疲れる方は、前ももの柔軟性が低い、または反対脚のお尻の筋肉が弱い可能性があります。

お尻が弱いことが原因で、結果的に前ももに負担が集中しているかもしれません。

ヒップリフト(お尻のインナーマッスルを鍛える)

やり方

  1. 膝を曲げて仰向けになる
  2. お尻を持ち上げ、膝から肩が一直線になるようにする
  3. 膝は地面と垂直になるようにする
  4. 10〜20回繰り返す

腰が反ってしまうと腰痛の原因になります。
腰に痛みを感じた場合は、少しお腹を引っ込めながら行いましょう。

クラムシェル

やり方

  1. 横向きに寝て、膝を90度に曲げる
  2. 足と身体が一直線になるように、足の位置を調節する
  3. 両足を合わせたまま、膝だけを開く
    手で骨盤を触り、骨盤が後ろに開かない範囲まで膝を開く
  4. 10〜20回繰り返す

お尻の横の部分が効いていることを意識しましょう。

スクワットのバリエーション

スクワットの動きに慣れてきたら、違うバリエーションでも試してみましょう。

よりお尻や太ももに負荷を感じられるかもしれません。

スプリットスクワット

別名「ステーショナリーランジ」と言います。

この運動は片脚で行うトレーニングになるため、負荷が高くなりつつバランスをとるお尻のエクササイズになります。

やり方

  1. 背筋を伸ばし、足を前後に開いて立つ。
  2. 後ろ足の膝が地面につくくらいまで、深くしゃがむ。
  3. 膝とつま先が同じ向きになるようにする。
  4. 前脚に体重をかけながら①の位置まで立ち上がる。

しゃがむ時に、身体が直立にならないようにしましょう。
軽くお尻を引くイメージで、身体は少し前傾姿勢にしましょう。
前脚はつま先に体重が乗らないように、少し踵に体重が行くくらいのイメージで行ってみましょう。

ブルガリアンスクワット

上記のスプリットスクワットよりも負荷を高めた運動になります。

お尻にダイレクトに効く運動になります。

やり方

  1. 足を前後に開き、後ろ足の甲をベンチか椅子に乗せる。
  2. お尻を後ろに引き込みながら、やや上体を倒しながらしゃがむ。
    この時太ももが地面と平行になるまでしゃがむ。
  3. 背中が丸まらないように、①の位置まで立ち上がる。

前の膝が出すぎないように注意してください。
上体がまっすぐなまま膝を曲げると前ももが辛くなります。

フォームが合っているかわからない。もっと追い込みたい方はパーソナルジムへ!

今回はスクワットは痩せるのか?毎日行ってもいいのか?という疑問点からさまざまなスクワットのやり方などをお伝えしました。

スクワットはダイエットに効果的ですが、やり過ぎてオーバーワークにならないようにだけ注意してくださいね!

とても効果的なトレーニングですが、効果をしっかりと得るには正しいフォームで正しく鍛えることが大切です。

自分が正しいフォームで行えているか不安な方や、トレーニングを自分で追い込めない方は、パーソナルジムの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

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