ジム初心者のメニュー|最初の1か月は何をする?マシンの順番と回数の目安

「ジムに入会したけれど、何から始めればいいか分からない」「マシンの使い方が分からず、ウロウロしてしまう」——ジムに通い始めたばかりの方の多くが、同じ悩みを抱えています。
ジム初心者は、動きの軌道が決まっていて安全に使えるマシンを中心に、大きな筋肉から順番に鍛えるのが基本です。この記事では、理学療法士の視点から、ジムでの基本の流れ、初心者におすすめのマシン5種目、最初の1か月の進め方をまとめました。
ジムに行く前に準備するもの
- 動きやすいウェア:伸縮性のあるTシャツとハーフパンツやジャージ。汗をかくので、乾きやすい素材がおすすめです
- 室内用シューズ:多くのジムでは、外履きとは別の室内用シューズが必要です
- タオル・飲み物:マシンの汗を拭くためのタオルと、水分補給用の飲み物
- メモ(スマートフォンでも可):使ったマシン・重さ・回数を記録します
持ち物のルールはジムによって違うので、入会時に確認しておきましょう。
マシンとフリーウェイト、初心者はどちら?
ジムには、大きく分けて「マシン」と、ダンベルやバーベルなどの「フリーウェイト」があります。
| マシン | フリーウェイト | |
|---|---|---|
| 動き | 軌道が決まっている | 自分で軌道をコントロールする |
| 安全性 | フォームが崩れにくく、初心者でも安全に使いやすい | フォームを覚えるまでは、ケガのリスクがある |
| 重さの調整 | ピンを差し替えるだけで簡単 | ダンベルやプレートを付け替える |
| 向いている時期 | ジムに通い始めた最初の数か月 | 体の使い方に慣れてから |
最初はマシンで体の使い方と筋肉を動かす感覚を覚え、慣れてきたら少しずつフリーウェイトを取り入れるのがおすすめです。
ジムでの基本の流れ(60分の例)
| 流れ | 時間の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| ウォーミングアップ | 5〜10分 | バイクや早歩き、関節を回すストレッチで体を温める |
| 筋トレ(マシン) | 20〜30分 | 大きな筋肉から小さな筋肉の順に、4〜5種目 |
| 有酸素運動 | 10〜20分 | ダイエットが目的なら、筋トレのあとにウォーキングやバイク |
| クールダウン | 5〜10分 | ゆっくり歩き、使った筋肉をストレッチで伸ばす |
時間がない日は、筋トレだけの30分でもかまいません。
マシンを使う前の3つの基本
- シートの高さを合わせる:グリップやパッドが体の正しい位置に来るように、シートや背もたれを調整します。多くのマシンには、調整の目安が書かれたプレートが付いています
- 軽い重さで動きを確かめる:最初の数回は軽い重さで動かし、痛みや違和感がないか確認します
- ゆっくり動かす:持ち上げるときは1〜2秒、戻すときは2〜3秒を目安に。重りがガシャンと音を立てないよう、最後までコントロールします
ジム初心者におすすめのマシン5種目
上から順番に行うと、大きな筋肉から小さな筋肉の順になります。最初は各種目1セットから始めましょう。
種目別に意識すべきポイントをトレーナーから聞きましたので、参考にしてみてください。
1. レッグプレス
- 鍛える部位:太もも・お尻(下半身全体)
- やり方 :シートに深く座り、足を腰幅に開いてプレートに置きます。膝を曲げてプレートを引き寄せ、かかとで押し出すように脚を伸ばします。
- ポイント :膝とつま先の向きをそろえましょう。重い重量を扱える分、可動域が狭くなりがち。重さにこだわらず、しっかり深く下ろしましょう。
2. ラットプルダウン
- 鍛える部位:背中
- やり方 :バーを肩幅より広めに握り、胸を張ったまま、胸の上に向かってバーを引き下ろします。ゆっくり元に戻します。
- ポイント :肩が上がる、腕だけで引くのがよくあるエラー。肩甲骨を下げ、胸を張ったまま引きましょう。体を後ろに倒しすぎないように注意してください。
3. チェストプレス
- 鍛える部位:胸・二の腕・肩
- やり方 :グリップが胸の高さに来るようにシートを調整し、胸を張ったまま、前に押し出します。ゆっくり戻します。
- ポイント :押すときに背中が丸まりやすい種目です。肩がすくまないように、胸を張った姿勢をキープしたまま押すことを意識しましょう。肘は伸ばしきらないところで止めます。
4. シーテッドロウ
- 鍛える部位:背中の中央・姿勢を支える筋肉
- やり方 :胸をパッドにつけるか背すじを伸ばして座り、ハンドルをおへそに向かって引きます。
- ポイント :肩が上がり、腕の力だけで引きがち。肩甲骨を下げた姿勢をキープし、背中で引くことを意識しましょう。
5. アブドミナルクランチ
- 鍛える部位:お腹
- やり方 :シートに座り、パッドやグリップを持って、おへそをのぞき込むように背中を丸めます。
- ポイント :お腹以外の力で動かしてしまいがち。無理なく動かせる重さに設定し、お腹から丸める意識で動かします。
マシンの形や名前は、ジムによって少しずつ違います。分からないときは、スタッフに使い方を聞きましょう。
重さと回数の決め方
- 重さ:正しいフォームで8〜12回でき、あと2〜3回できる余裕がある重さ
- セット:最初は1セット。慣れたら2〜3セット
- 休憩:セットの間は1〜2分
- 記録:種目・重さ・回数をメモしておくと、次回の重さを決めやすく、成長も目に見えます
アメリカスポーツ医学会(ACSM)は、初心者には8〜12回で限界に近づく負荷を1〜3セット、週2〜3回行うことをすすめています。
最初の1か月の進め方
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1週目 | マシンの使い方を覚える。レッグプレス・ラットプルダウン・チェストプレスの3種目を、軽い重さで1セットずつ |
| 2週目 | 5種目すべてを1セットずつ。重さと回数を記録し始める |
| 3〜4週目 | 余裕のある種目から2セットに。12回が楽にできたら、少しだけ重さを上げる |
目的別のメニューの組み方
| 目的 | メニューの組み方 |
|---|---|
| ダイエット | マシン5種目のあとに、有酸素運動を20分ほど |
| 体力づくり・姿勢改善 | マシン5種目に、ストレッチを長めに。シーテッドロウやラットプルダウンで背中を中心に |
| 筋肉をつけたい | マシン5種目を2〜3セットに増やし、少しずつ重さを上げていく。食事でたんぱく質をしっかりとる |
週1回・週2回のメニュー例
| 週1回 | 週2回 | |
|---|---|---|
| 内容 | 5種目すべて+有酸素運動 | 1日目:5種目すべて/2日目:5種目すべて(セット数を増やす) |
| ポイント | ジムに行かない日は、自宅でスクワットなどを少し | 2日の間は2日以上空ける(例:月・木) |
30分しか時間がない日のメニュー
ウォーミングアップ5分のあと、レッグプレス・ラットプルダウン・チェストプレスの3種目を各2セット、最後にストレッチを5分。全身の大きな筋肉をひと通り動かせるので、忙しい日でも「ゼロの日」をつくらずに済みます。
ジム初心者がやりがちな5つの失敗
- 重さを見栄で決める:周りの人に合わせて重すぎる重さを選ぶと、フォームが崩れてケガの原因になります
- シートを調整しない:前の人の設定のまま使うと、関節に負担がかかったり、狙った筋肉に効かなかったりします
- 有酸素運動だけで帰る:ランニングマシンやバイクだけでは、筋肉を維持・強化する効果は限られます
- 毎回違うことをする:その日の気分でメニューを変えると、成長が分かりにくくなります。最初の1か月は同じメニューを続けましょう
- 最初から毎日通う:やる気があるうちに頑張りすぎると、疲れがたまって続かなくなります
効果を感じるまでの期間
個人差はありますが、週2回のペースで続けた場合、最初の1か月ほどで同じ重さが楽に感じられるようになり、2〜3か月ほどで見た目の変化を感じる方が多いです。最初の1か月で体重や見た目が変わらなくても、焦らず続けましょう。
ジムのマナーと、恥ずかしさをなくすコツ
- 使ったマシンは、汗を拭いてから次の人に譲りましょう
- マシンを長時間占領しないよう、セットの間の休憩で他の人と交代することもあります
- 分からないことは、スタッフに聞いてかまいません。最初はみんな初心者です
- 空いている時間帯を選ぶと、落ち着いて使い方を覚えられます

末竹
トレーナー- 一般のジムで自己流で通っていたお客様に、よく見られるマシンの使い方の間違いは何ですか?
国立店
杉村
トレーナー- 押す種目は比較的わかりやすいのですが、ラットプルダウンのように動きの自由度が大きい種目は、自己流になりやすい印象です。肩が上がる、腕だけで引いてしまうといったエラーが多く、正しく使えているかどうかで効果に大きな差が出ます。
マシンの使い方が不安なら、最初だけパーソナルで
「マシンの使い方が合っているか分からない」「周りの目が気になって集中できない」という方は、最初だけパーソナルトレーニングで基本を覚えるのも一つの方法です。正しい使い方とフォームを一度身につければ、その後は一般のジムでも自信を持ってトレーニングできます。
かたぎり塾がジム初心者に選ばれる理由
- お客様のほとんどが筋トレ初心者:一般のジムが続かなかった方、マシンの使い方が分からなかった方も大勢通われています
- 個室のマンツーマン:周りの目を気にせず、分からないことをその場で聞けます(一部店舗では異なります)
- 医師・理学療法士が監修したメニュー:体の状態を確認しながら、正しいフォームを一つずつ教えます
- 原則として、同じトレーナーが毎回担当:体の変化を見ながら、重さや種目を調整します
- 手ぶらでOK:ウェア・シューズ・タオルは無料で貸し出し。全国300店舗以上から、通いやすい店舗を選べます
- 無理のない料金:月額制で、期間の縛りや解約金はありません。1回ずつ払える無期限チケットもあります
| かたぎり塾が向いている方 | 向いていない方(おすすめの方法) |
|---|---|
| マシンの使い方やフォームを、一から教わりたい方 | マシンの使い方が分かっていて、自分のペースで自由に鍛えたい方 → 一般のジムや24時間ジム |
| 健康的に、無理なく体を引き締めたい方 | ボディビルなどの大会出場を目指す方 → 大会向けの指導を専門にしたジムのほうが合います |
| リバウンドしにくい体を、時間をかけてつくりたい方 | 1〜2か月などの短期間で、とにかく大きく体重を落としたい方 → 短期集中型のダイエットジム |
よくある質問
Q. ジムでは何分くらいトレーニングすればいいですか?
A. 最初は30〜60分が目安です。忙しい日は、マシン5種目だけの30分でも十分です。
Q. 筋トレと有酸素運動、どちらを先にやればいいですか?
A. ダイエットが目的なら、筋トレのあとに有酸素運動を行うのが一般的です。
Q. 毎日ジムに行ってもいいですか?
A. 同じ部位を毎日鍛えるのはおすすめしません。毎日行く場合は、鍛える部位を分けるか、有酸素運動やストレッチの日をつくりましょう。
Q. 筋肉痛のときはジムを休むべきですか?
A. 痛みが強い部位は休ませ、ほかの部位を鍛えるか、軽い有酸素運動にとどめましょう。
Q. マシンの使い方をスタッフに聞いてもいいですか?
A. もちろんです。正しい使い方を覚えることが、ケガを防ぐいちばんの近道です。
まとめ
- ジム初心者は、安全に使えるマシンを中心に、大きな筋肉から順番に鍛えましょう
- 重さは8〜12回でき、あと2〜3回できる余裕がある重さ。最初は1セットから
- 最初の1か月は、使い方とフォームを覚える期間と考えましょう
- 不安があれば、最初だけパーソナルで基本を覚えるのも近道です
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出典:ACSM Position Stand 2009
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