ダイエットには半身浴が効果的？カロリー消費が期待できる正しいやり方とは？

寒くなり、身体が冷えてくるとゆっくりお風呂に入りたくなりませんか？

冷え対策に効果的だと言われている半身浴ですが、半身浴がダイエットに役立つのでしょうか。

半身浴とは

半身浴とはみぞおちから下のみを湯船につけて入浴する方法。

半身浴では胸や肩はお湯につけず、直接温めることはありません。

お湯の温度設定はぬるめにしてじっくりとお湯に浸かることでリラックス効果が期待できます！

身体にかかる水圧が少なくなり入浴による身体への負担を抑えられるというメリットもあります。

半身浴のダイエット効果

入浴には身体の基礎代謝を高める作用があり、特に半身浴は、基礎代謝量を向上させる可能性があるとされています。

半身浴をすると身体が徐々に温められて皮膚近くの血管が広がります。

血管が広がり血行が良くなると、基礎代謝量が増加し、安静時のエネルギー消費が増加する可能性があります。

日本温泉気候物理医学会雑誌(2007 年 70 巻 3 号)の「半身浴による生理変化」では、半身浴の継続により安静時のエネルギー消費量は1日あたり平均約200kcalの増加する可能性が示唆されています。

その他半身浴の効果

むくみが取れやすくなる

汗をかくことで体内の水分調整が期待できます。

全身浴より長時間入ることができるので効果を得やすいです。

デトックス効果

汗をかくことで、体内の老廃物が排出されることが期待されます。

自律神経が整う

副交感神経が優位になるため自律神経が整うとされています。

ストレス解消や睡眠不足の解消にも有効です。

内臓の動きが良くなる

血液の循環が良くなることで、内臓の働きが改善されることが期待されます。

美肌効果

体を温めることで毛穴を開かせて皮膚の汚れを落とす清浄効果があります。そのため美肌効果が期待されると言われています。

半身浴のやり方

1. お風呂に入る前に水分補給をしましょう。コップ一杯くらいで常温がおすすめです。お酒を飲むのは控えましょう。
2. お湯の温度はややぬるめに設定しましょう。20分から30分くらいつかるのがおすすめです。浴室は明るすぎないようにしましょう
3. 半身浴をするときは、胸から上の頭や肩、腕は濡らさないようにしてください。一度濡らすと、汗をかきにくくなるため、半身浴の効果を感じにくくなることがあります。
4. 大量の汗を書いた肌は乾燥しやすく、身体を洗ったあとの肌は保護機能も低下しています。そのままだと乾燥肌になりやすくなっているので化粧水や乳液などで保湿対策をしましょう。

半身浴の注意点

お湯が冷めないようにする

半身浴は全身浴よりも入浴の時間が長いため、入浴中にはお湯が冷めないようにしましょう。

冬場は浴室内の温度が下がりやすくお湯が冷めやすいです。

湯温が低くなると温浴効果も下がり十分な発汗効果が得られなくなります。

身体が出ているところ以外は蓋をして冷めないようにするなどの工夫が必要です。

長時間入りすぎない

長時間の入浴は身体を疲れさせます。身体にかかる負担を減らすために長時間入らないように注意しましょう。

運動不足の解消になるバスストレッチ

お湯に使って温まると筋肉がほぐれやすくなり、関節の可動域が広がって柔軟性が高まると言われています。

お風呂の中には浮力があり体を動かしやすいのですが、水の抵抗もあるのでバスストレッチをやるとかなり筋肉をきっちり使った感覚が味わえると思います。

側面伸ばし

1. 両足を軽く開いて座り、両手を上に伸ばして交差させ手首を固定させます。
2. ゆっくり呼吸しながら、状態をぐーっと横に倒します。
3. 1の姿勢に戻し、反対側も同様に伸ばします。左右に5回ずつが目安です。

ポイント

身体の側面が伸びていることを意識しましょう。体を横に倒す時になるべくグラグラしなうように意識すると体幹も鍛えられます。

できる人は両腕を内側にひねり、手首を交差させ手のひらをあわせるとより効果的です。

肩回し

1. 指先を肩の上に乗せます。
2. 両肘を体の前から上を通って、体の後ろに回すように動かします。
3. 反対に体の後ろから上を通って体の前に回します。10回が目安です。

ポイント

左右の方を同時に回すのがポイントです。

肘を縁を描くイメージでゆっくりと動かしましょう。肩の上から指先が離れると効果が弱まります。

半身浴は、ダイエットや健康に良い影響を与える可能性があります。

一方で、長風呂しすぎると体に負担になってしまいます。また、バスストレッチも有効な手段ですが、正しいやり方で無理なく行うことが重要です。

やり方に自信がない方はお近くのパーソナルトレーナーに相談してみるのはいかがでしょうか？