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EMSにトレーニング効果はあるの?電気刺激の4つのメリット・デメリット

「痩せたいけど、運動するのは面倒くさいな」

そんな悩みから、EMSに興味を持ったことはありませんか?

この記事でわかること

  • EMSとは何かわかります
  • EMSにどんな効果があるのかわかります
  • EMSのメリット・デメリットがわかります

この記事は「パーソナルジムかたぎり塾」の現役トレーナーが作成しています!
ご興味がある方はこちらから。

EMSって何?

EMSとはElectrical muscle stimulationの略で、直訳すると「電気的な筋肉への刺激」という意味。

微弱な電気を使って筋肉を収縮させて刺激する機器のことを指します。

EMSの商品の例を挙げると、テレビや広告でも見かける「SIXPAD®(シックスパッド)」が有名です。

メディアの影響もあり、すっかり市販のダイエット機器としても知られるようになったEMSですが、元々は医療用として開発され、スポーツ選手のリハビリやトレーニングで使われてきました。

近年では筋肉に電気刺激を与えることで運動効果が得られることから、運動が苦手な人でも手軽に取り組めるとういうことで、ダイエット機器として使用されるようになりました。

EMSは、効果がないって本当?

しかし、EMSの口コミでは「全然効果がない」という声もあり、その効果を疑いたくなります。

実際にEMSのCMの中には、これを使用すれば簡単に痩せられると誤解させるような表現が含まれていることもあります。

2020年にはEMS機器を販売していた4社が消費者庁から措置命令を受けていて、内容としては、貼り付けただけで痩せられると誤認させているという判断がなされたもの。

EMSによるダイエット効果や運動機能向上は個人差があり、機器を貼り付けただけで痩せるとは限りません。

誤解させられた人からすれば「全然効果がない」と思われてしまう可能性もあるでしょう。

以下では、EMSの効果の認識や使い方を間違ってしまわない様に、EMSの作用、メリット・デメリットをご紹介します。

EMSの作用

私たちが運動するとき、「走ろう」「泳ごう」と考えておこなった動作は、筋肉や関節の動きなどを1つ1つ意識しなくてもスムーズに動けていると思います。

つまり、運動機能は脳と連動している状態が自然ですが、EMSはこうした「考える」という神経回路を使わず、直接皮膚を通して筋肉に電気刺激を与えて筋収縮させることができる。

そのため、家事をしながら、仕事をしながら、テレビを観ながら等の「ながら運動」という形で運動効果を期待することができます。

また、医療の現場では 上記の原理からリハビリなど様々な場面で使用され、スポーツの現場ではトレーニングや筋力の回復を促すツールとしても使用されています。

EMSは効果がないと言われる理由

EMSは効果がないと言われるのは、その作用が誤解されているということが大きな理由の一つ。

その誤解とはEMSは「脂肪を減らせる」というものです。EMSに脂肪を直接的に減らす効果は期待できません

ちなみにEMSは電気を使い運動効果を得る作用があるとお伝えしましたが、脂肪は電気を通しません。

ただし、EMSを用いて脂肪を減らすことは不可能なのか?というと、そんなことは無く、筋肉が増えれば基礎代謝が上昇し、脂肪燃焼率は上がります。

直接的に脂肪を減らすことは難しくても、筋肉の発達を通じて間接的に脂肪を燃焼させることが可能になります。

つまり、脂肪を直接減らそうとしてEMSを使用するのではなく、筋肉を鍛えるサポーターとして活用し、脂肪燃焼率を上げて脂肪を減らそうとする必要があるのです。

この誤解を与える様な宣伝、広告を行った会社があることで、EMSは今でも気になる脂肪の部分に装着したら痩せられるというイメージが強いでしょう。

そのため、「機器をつけたら痩せられるはず」→「痩せない」→「効果がない」という口コミにつながっています。

EMSは効果がないのではなく、筋肉を鍛えることで間接的にダイエットにつながるというものです。

EMSを使用する際には、筋肉を動かすことで筋量が増える可能性があり、それがダイエットの一助となることを理解しましょう。

EMSの4つのメリット

次に、EMSのメリットについてお伝えします。

鍛えたい部位を鍛えられる

EMSは自分が気になる箇所の一部分を鍛えることができます。

「二の腕が気になる」「お腹が気になる」といった「特に部分的に痩せたい・鍛えたい部位がある」人にとってはうってつけです。

どこでも手軽に使用できる

EMSには家庭用機器も多く存在します。

電力の確保やコードレス機器の使用、周囲に迷惑がかからない設置方法など条件をクリアできれば、どこでも気軽に使用できるのはEMSのメリットです。

運動習慣が作りやすい

毎日トレーニングしようと決意してもなかなか習慣にならず、長続きしないという経験を持つ人は多いのではないでしょうか。

さらに、運動習慣がない人や、トレーニングが苦手な人が習慣を作るのは大変難しいでしょう。

しかし、EMSは簡単に着用できる上、自分で電気刺激の強弱をコントロールできるので、比較的 気軽に習慣として取り入れやすいです。

運動との併用の相性が良い

EMSは鍛えたい部位に装着して運動することで、さらに効果を期待できます。

装着している箇所を自然と意識するので、脳がその箇所の筋肉を動かすことに集中します。

運動+電気運動+意識(脳)の組み合わせにより、効果が期待できるため、EMSと運動との併用は相性が良いとされています。

EMSのデメリット

デメリットについてもご紹介します。

筋肉痛、だるさを感じる場合がある

EMSは脳からの神経回路なしで筋肉の収縮をさせる機能があります。

筋肉が過度に痛めつけられることで筋損傷となってしまうことや、筋肉痛・筋肉疲労によるだるさを生じる場合もあります。

対策として、説明書の使用方法をよく守り、出力を強くかけすぎないようその時の状態を見極めながら使用してください。

EMSには効果が期待できる場合もあります!

EMSの口コミの中には「効果がない」という声もありますが、使用方法や機能を理解すれば、運動効果が期待できます

また、気軽に鍛えたい部分を集中的に鍛えることができ、運動との相性も抜群です。

しかし、筋肉疲労や皮膚疾患が起こる場合もありますので、説明書をしっかり読み、理解したうえで使用する様にしましょう。

EMSを正しく活用することで、ダイエットやボディメイクに役立つ可能性があります。

本記事では、「EMS」について、正しい使い方や仕組み、「効果がない」と言われる理由を解説しました。
きちんと使用方法を守り、目的に合った活用ができれば運動効果を期待することができます。
さらに効率的にダイエット・ボディメイクするには、パーソナルトレーニングがおすすめ。
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