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筋トレ中の吐き気やめまいの原因とは?治し方や対策方法を解説!

筋トレ中に突然吐き気を感じたことがある方はいませんか?

運動習慣がない方や筋トレ初心者の方は急に運動をした際にもしかすると経験したことがあるかも知れません。

この記事でわかること

  • なぜ筋トレで吐き気や眩暈を感じるのか原因がわかります
  • 吐き気や眩暈の対策方法がわかります
  • 吐き気や眩暈が起きた際の対処方法をお伝えします

この記事は「パーソナルジムかたぎり塾」の現役トレーナーが作成しています!
ご興味がある方はこちらから。

筋トレで吐き気やめまいがする原因

筋トレをすると、吐き気や眩暈を引き起こす原因はいくつかあり、決して病気などではなく、対策できることが多いのでまずはなぜ起きてしまうのか、原因をお伝えします。

過度な負荷や運動強度

筋トレ中に過度な負荷や運動強度をかけると、身体へのストレスが増加し、吐き気を引き起こす可能性があります。

特に初心者の方や体力が不足している方は、無理なトレーニングを行うと吐き気を感じることがあります。

運動中の血流の変化(低血圧)

筋トレを行うと、筋肉への血流が増加し、血液は筋肉に集中します。

このため、他の臓器への血流が減少し、脳への酸素供給が不足することがあり、吐き気や眩暈を引き起こす可能性があるでしょう。

また、過度な負荷や運動強度は、交感神経が活性化し、血管が拡張します。

すると血圧は一時的に上昇しますが、筋トレ後に交感神経の活性化が低下すると、低血圧を引き起こす可能性もあります。

筋トレ初心者や高齢者、体力が不足している方は適切な準備や強度調節が重要です。

まずは、無理なくトレーニングを行いましょう。

低血糖

低血糖になると、吐き気や眩暈を起こしやすくなります。

ダイエットをしようとすると、糖質を制限する方が多いですが、糖質制限をしている方は特に引き起こしやすくなります。

糖質は身体のエネルギー源になるため、不足すると集中力の低下や吐き気、眩暈が起こることがあります。

偏った食事制限には注意しましょう。

酸欠

筋トレに慣れていないと呼吸を止めてしまう方がとても多いです。

呼吸を止めた方が力が発揮できると思っている方が多いですが、力を発揮したい時に息を吐く方がパフォーマンスは上がります。

息を止めてしまうと酸素濃度が低下して酸欠状態に陥り、吐き気などを引き起こす可能性があるので注意しましょう。

室内温度の影響

トレーニング室の温度が高いと吐き気や眩暈を起こすことがあります。

部屋が暑いと汗をかき水分不足になったり、体温は上がりやすくなります。

熱中症のような状態になってしまうこともあるので、もし室温が高いのであれば温度を下げるか、こまめに水分を摂るか、長時間の筋トレは避けるようにしましょう。

ストレス

筋トレ中や筋トレ前に緊張やストレスを感じると、交感神経が活性化することがあります。

ストレスにより吐き気を引き起こす可能性もあるので注意しましょう。

筋トレ中に吐き気やめまいをしないための6つの対策方法

筋トレ中に吐き気やめまいを起こさないために対策方法をお伝えします。

筋トレ中にしっかり呼吸をする

筋トレ中に呼吸を忘れてしまう方がいますが、深い呼吸を心がけましょう。

筋トレ中の呼吸は、効果的なトレーニングを行う上で重要な要素の1つです。

力を発揮する時に息を吐き、負荷を解放する時に息を吸うことを意識してみてください。

酸欠予防にもなりますが、体幹(コア)の安定にも繋がります。

筋トレ中は、コアを意識して呼吸を行うことで、姿勢を安定させ、バランスを保つことができます。

筋肉の意識だけではなく、呼吸の意識もするようにしましょう。

もし、吐き気や眩暈を感じた際には、筋トレを中断し、深呼吸をして酸素を取り入れ、体調が安定するまで休息をとってください。

無理をしない・負荷を調節する

筋トレでは、適切な負荷と休息をしっかり取るようにしましょう。

負荷をかけすぎると、筋肉や関節の損傷リスクが高まります。

筋力や持久力を向上させるためには、負荷を徐々に増やしていく必要がありますが、負荷を増やす際には正しいフォームが維持できる負荷にしましょう。

高負荷で行うと、低血圧を引き起こしやすくなります。

筋トレ初心者の方は慣れるまで物足りないくらいで行うようにしましょう。

食事のタイミング

筋トレをする際の食事のタイミングに気をつけましょう。

食後すぐに筋トレを行うと胃に食べ物が残ったままになるので、消化が悪くなり、腹痛や吐き気を感じやすくなります。

消化を促すためには、十分な血液が必要になりますが、筋トレをすると血液は筋肉に集中しやすくなってしまいます。

できれば食後2時間程度は開けるようにしましょう。

消化に時間がかかる揚げ物などは控え、おにぎりやバナナ、ゆで卵などがおすすめです。

また、逆に、空腹状態で筋トレをすると低血糖症状で吐き気を感じることもあるので、空腹状態も避けるようにしましょう。

室内温度を調節する

室内温度が高くなると、熱中症症状のように吐き気や眩暈を感じる可能性があります。

体温の上昇や脱水により、身体への負荷が増してしまいます。

筋トレを行う際には、室温を適温に保ち、十分な換気を行うようにしましょう。

高温下での運動の場合は、水分補給を積極的に行い、脱水を予防してください。

体調に違和感を感じた時には、安全を最優先にして筋トレを中止し、休憩しましょう。

休息をしっかり摂る

筋トレのセット間には、適切な休息を取るようにしましょう。

休息時間は負荷や目的によって異なりますが、30秒〜2分程度が一般的です。

適切な休息を取らずに長時間連続してトレーニングを行うと、筋肉や関節に過度な負荷がかかり、怪我のリスクも高まります。

筋トレ間に限らず、筋トレの休息日も設けるようにしましょう。

筋肉や関節の回復を促し、過度の疲労や過負荷を防ぐために、週に1〜2日の休養日を設けることが重要です。

できれば、専門のトレーナーについてもらい、筋トレを行うことをお勧めします。

もし、筋トレ中に吐き気や眩暈を感じたら・・・

筋トレ中に吐き気や眩暈を感じた時の対処方法をお伝えします。

筋トレを中断する

吐き気を感じたら、筋トレをすぐに中断し、安全な場所に移動します。

安全な場所で休息をとり、落ち着くまで様子を見ましょう。

深呼吸をする

深くゆっくりとした呼吸を行うことで、リラックスし、吐き気を和らげることができます。

鼻から息を吸い、口からゆっくり息を吐くようにしましょう。

水分補給をする

吐き気を感じたら、水分補給をしてください。

急激に大量の水を飲むとさらに吐き気が悪化する可能性があるので、少量ずつ水分を摂るようにしましょう。

クールダウンを行う

身体を冷やすことで、吐き気を和らげることができます。

冷たい水やタオルを使って首や顔を冷やしたり、涼しい場所に移動して体温を下げると効果的です。

症状が続くなら病院に受診しましょう!

吐き気や眩暈が続く場合や他の症状が現れる場合は、医師に相談しましょう。

心臓疾患や糖尿病などの既往歴がある場合は、すぐに受診してください。

酸欠や低血糖などの一時的なものだけではなく、不整脈や心筋梗塞などの可能性も0とは言えません。

気づかずに放置してしまうと悪化し、危険です。

数日間休んでも症状が続くなら、すぐに受診しましょう。

初心者は特にトレーナーをつけましょう。

筋トレはやり方を間違えると、怪我や体調不良のリスクが伴います。

運動が久しぶりの方や筋トレ初心者の方は特に注意が必要です。

無理して怪我や体調不良を引き起こすと、筋トレの継続ができなくなってしまいます。

そのため、筋トレに慣れるまでは、トレーナーに見てもらうことをおすすめします。

かたぎり塾では、無料で体験を行なっているのでぜひお近くの店舗に相談してみてはいかがでしょうか?

お待ちしております。